FTDX5000にバンドスコープ取り付け

5月の休暇前にFT-991がYAESUから戻ってきました。4級用の10W出力から移動できる最大出力の50Wに改造を御願いしておりました。当然総合通信局からの免許の変更申請が許可されていないので高い受信機になっています。

連休中の生活ノイズが極端に少ない(昼の太陽光発電は別ですが)時に移動しない局のFTDX5000と聞き比べをしておりました。国内相手で混雑してない場合にはフロアーノイズが大きい位であまり差がないので驚いています。特に3.5MHzなどの空電ノイズが多いバンドではヘッドフォンを使うと差が解らない時もありました。値段差があまりにも悔しいのでバンドスコープをFTDX5000に取り付けてやる事にしました。

2010年代に発売されているアマチュア用の無線機には殆どバンドスコープと呼ばれる機能で周波数帯の混雑状況が目で見える様になっています。FT-991も低価格そしてHF~430MHzまで運用できて、バンドスコープが売りだったのですが久しぶりにアマチュア無線を再開したので便利さがあまり実感出来ていなかったです(むしろ馬鹿にしていた…)。

BandSCOPE国内用のメインストリート7MHz帯(休日は満員御礼状態)

バンド内の混雑状況が一目で判別できます。

BandSCOPE22級以上が使えるDXメインストリート14MHz帯

こちらはあまり混雑しておらず、丁度小笠原諸島の局が14.215MHzで短時間の交信を繰り返しているので交信相手の本土の局の電波が私の所をスキップしている状況が良く解ります。

あまり実感していなかったのですがバンドスコープ付きのFT-991はFTDX5000を導入する僅か半年だけ使っていたのですがすっかり依存していました。人間は楽を覚えると本当にダメです。画面右下のスペクトラムスコープを見ていると声の様子も解ります。

最近のアマチュア無線はユーザーは減っており、特にHF帯は7MHzを除いて何時も閑散としていますが、ネット上で珍しい局が出現したりHF帯のコンディションが良くなり長距離通信が可能になると、その情報が一気に広がるので空いていたバンドが急激に混雑します。空いている場所を知ったりするには本当に便利ですし、

FT-991は受信部と共用しているので音声と同時にバンドスコープはリアルタイムに変化出来ないので更に使い易くなりました。

これは2年前に流行った事ですが個人的な覚え書きとして、FTDX5000などは裏側にRCA端子でルーフティングフィルター直前の1st IF 9MHzを広帯域で取り出せるIF OUT端子があります(メニューから有効にする必要あり)。これをBNCに変更して信号を取り出してUPコンバーターでVHF帯の周波数まで持ち上げてソフトウェアラジオで処理してやれば良いです。

160505_0012922UPコンバータ(外部からUSB端子5Vの電源;タバコより小さいです)

内部にはSC-HFCONV-100が入っています。これは100MHzのUPコンバーターですので下側からBNCをSMA端子に変換された9MHzの信号が上側からやはりSMAで109(UP周波数100+元の1st IF周波数9;何回かこれを忘れて悶絶しました)MHzで出力されます。これをVUHF帯のソフトウエア受信機を経由してPC内に入れれば完了です。

160505_0012921ソフトウェアラジオ

これも高精度/TCXO(温度補償型水晶発信器±0.5PPM)搭載TV28Tv2DVB-T(R820T)チューナー単品[RTL2832U+R820T][DVB-T+DAB+FM][広帯域受信用【RTL-SDR専用】【USBコネクター換装品】というものを買いました。

2年前に流行った事をソフトなども安定したきた頃なので私はコンバート受信機をネットで買い集めて、丁寧にトレースしただけです。実は一番苦労したのはコンバーター側のSMA端子とラジオ側のMCX端子の接続でした。MCX端子は小さいだけに何回か乱暴な取り外すると簡単に緩くなってしまいます。一方現在のハンディーのアンテナはBNCに変わってSMAが主流です。UPコンバーターの写真の出口側(上部)に取り付けてあるSMA(P)ーSMA(P)のコネクターがネット上でも販売がなくて、名古屋の大須中を探し回りました(一店だけ在庫がありました;あまり高周波系が得意ではないお店です)。

これを取り付けラジオ側のデリケートなMCX端子を取り外すことなくその前のケーブルでハンディー機用アンテナが直接取り付けられて、外部に持ち出すとハンディーなアンテナとPCそしてこの小さなUSBのソフトウェアラジオだけでアマチュアバンドとは違い行儀良く並んだAMのAIRバンドやFMの国際マリンバンドも受信する(見る)事が出来ます(これでセントレアでもハンディー機なども持ち歩かずに伊勢志摩サミットの関係で海外から来る珍しい飛行機の受信も目立たずに…最近は警備がとても厳しいです。但しソフトの設定変更はお忘れなく;すぐに実演できないと一気に疑われます)。

私は信号処理のソフトはHDSDRを使用していますがソフトウェアラジオ毎に異なるUSBのデバイスドライバーとソフトの実行時にDLLをそれぞれ用意する必要があります。

本家のURLを参照して下さい。HDSDRはPC側からFTDX5000を制御する事も可能ですのでFTDX5000本体とPCがUSBなどで接続されていればマウスの操作で周波数や電波の形式を変更する事も可能です。人真似だけをしてアマチュア無線でもどんどん手抜きを覚えて堕落していく5月の連休でした。先人達に感謝です。