講義の準備

また名城大学の講義の準備をしております。例年通り分離精製工学からスタートします。

webclass講義のプロジェクター配布用のWebClass(本当に使い易いです;感謝)

今年の分離精製はあまり内容を代えるつもりは無いですがもう少し世の中、特に海外の実情も交えてもう少し実践的な話しもして行きたいので副読本を準備しています。

先月から予習をしております。前に載せたかと思いますが、今年はThe Art of Process Chemistryにしてみます。

Cyan:Magenta:Yellow:Black
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メルク社の最近の研究開発の成果として9個の実例を掲載してあります。定石通り実験室的合成フローから工程短縮や収率の向上だけでは無く、溶媒の使用量低減,光学分割を初め副生成物の低減そして毒性の高い触媒の変更などを目標にして様々な手段を使って工業的に妥当で合理性の高い合成フローを確立していった経緯を纏めてある内容です。

今の学生さん達はお利口になっていて会社・企業というと安く作る(大量に作る)を目標にしている事は良く理解して呉れていますが、まずそれだけでは無い(済まない)ことからお話ししたいと思っております。

掲載してある内容はどれも文字通りプロセスを磨き上げると言ったものです。そしてやはり綺麗なプロセスは文字通り芸術性を感じさせる章もあります。一番大切な事はプロフェッショナルは結果は求められるが(出来て当たり前)、その過程までも厳しく評価される事だと思っています。

何よりも自分が一番勉強になります。また今年一年精進します。