フィルムカメラが眺めたヨーロッパ2007

 2007年6月末から7月にかけて国際会議とキール大学を訪問してきました。その際にフィルムカメラを持参しておりました。

オランダにて

仕事でのフィルムカメラの使いやすさはやはりその場で内容が確認出来るデジタルカメラに一歩譲りますが思い出と一緒にフィルムを持ち帰って、現像ができあがった際にルーペの中でもう一度感動させてくれるフィルムの使い心地はとても贅沢でした。

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オランダのアムステルダムは初めての滞在でした。

 あまり滞在時間もありませんでしたが港町の活気に触れました。そして運河の町です。何処を掘ってみても砂と貝殻ばかりが石畳の下から現れます。「大地は神が創ったがオランダの大地はオランダ人が造った」と胸を張る理由が良く解りました。

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アムステルダム駅前

 そしてオランダの人々は活動的です。「オランダでシャツを買うと既に袖が追って腕まくり」してあると言います。きっとこの様な資質が日本人と合致して江戸初期から長いお付き合いしていたと思います。

日本とオランダは気質的にも似ていますが芸術的には少しオランダの方が上の様な気がします。レンブラント,ゴッホなどが輩出してます。

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レンブラントが住んでいた家

 後はフェルメールなどがいますが今回は日本人が一番わかりやすいレンブラントの家だけを見てきました。レンブラントもそうですがゴッホ,フェルメールはまだまだ私は理解できません。でもゴッホと言えば跳ね橋です。

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運河にかかる名もない跳ね橋

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アムステルダム市庁舎傍の運河にて

 やっぱり水のある景色は落ち着きます。活気があるけどバランスが取れた町並みを堪能することが出来ました。

ドイツにて

ドイツと言えばカールツアイスです。今回の目的も日本でも良い特性を出すカールツアイスのレンズを透明感のあるドイツの空気で試して見たかったのです。そしてミノルタの最初の名前も確か日独写真機商会でしたっけ・・・もうこれだけ十分です。

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早朝の駅舎

 早朝の駅舎はカメラがやや露出を間違えていますが十分に質感を撮しているかと思います。屋内での時刻表は露出・質感共にドンピシャです。

最後にホームで待機中の列車(ローカル線)です。赤い質感は本当に綺麗に出ています。

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ローカル線

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ローカル線(2)

 ドイツでは休日がありました。列車パスを持っていたので北ドイツを少し回ってみました。キールも世界的に有名な港町で先週まではヨットの祭りがあったそうですが私がいたときは静かなしっとりとした港町でした。

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出発の日の朝

 少し曇っておりましたが折角の休日です。出かけて見ました。

ハンブルグを経由してリューネベルクへ全て普通列車で行ってみました。昔はとても栄えた塩の町だそうです。そしてキャッチフレーズの絵本のような町は伊達ではありませんでした。

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入り口となる川にかかる橋から

 天気が良ければもっと良いのでしょうがこれでも十分です。そして町の中央広場を望む教会です。

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町の入り口から

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広場側から見たから眺めた教会

 本当に綺麗な町並みでした。この町に住んでいる人が羨ましいです。そして再度電車に乗ってハノーバーに行きました。

ハンブルグ←→ハノーバーは有名な街道が二つ通っています。エリカ街道とメルヘン街道です。リューネベルクはエリカ街道の要衝ですが今度はメルヘン街道の終点となるブレーメンに行ってみました。

ブログにも書きましたがブレーメンは圧倒されました。そしてお天気も良くなりました。写真を撮る気が無くなるくらい見入ってしまいました。

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市庁舎

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音楽隊

 市庁舎はドイツで最初に文化遺産に登録されたそうです。本当に知らないと言うこと恐ろしいし勿体ないことです。でも写真を撮ることも忘れてじっくりと見ることが出来ました。

休日は土日と2日あります。今日も少し天気が良くなりました。またキールの港にて奥はスエーデン行きの客船だそうです。そして少し遅い朝ご飯を食べました。

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今日のキール港

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朝ご飯

 そして今度はローカル線に飛び乗ります。実はこのルートはドイツ滞在の最終日にオランダのコペンハーゲンに抜ける予行練習でもあります。幹線と違って本当に綺麗で穏やかな自然豊かな町並みです。

 一時間ほど列車に乗ってついたのはリューベックです。ここは前日のリュウネベルグから産出した塩を海外に輸出する事でとても賑わった町だそうです。

もう驚かない様にしていましたがやっぱり驚きました。

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リューベックのホルスタイン門と塩の倉庫

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新市街側からみたホルスタイン門(自重で沈んでいる)

そして市庁舎も素晴らしい風格です。

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市庁舎

 市庁舎の隣にバッハが愛したパイプオルガンのある教会がありました。でも残念なことに第二次世界大戦で英軍の空襲で壊れてしまい復元したのが現在の教会だそうです。

最後はデンマークへ移動して帰国の途につきたいと思います。休日に復習したルートでドイツ滞在最終日キールを出発してリューベックで国際列車に乗ります。

予習の途中で町があまりにも綺麗だったので一時間速い列車で移動を初めて知らない駅におりてみました。湖畔のとても静かで清潔な町です。

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ひっそりと時間だけが流れて行っています。

 天気も段々良くなっています。ホームはもう一本しか使われておりません。同じホームで客を乗り降りさせるキール行きを見送りました。そして本来の列車に乗り最後の乗り換え駅であるリューベック駅に到着しました。

駅は改装中ですがハブ駅でもあり乗り降りが結構頻繁です。ここで国際列車に乗り換えます。いよいよ表示板にアサインされました。

列車に乗り込みました。デンマークとドイツの間は渡り鳥ルートと呼ばれ1時間程度ですがフェリーに列車が乗ります。これも鉄橋が出来てしまいますので後数年です。そして2時間で最後のデンマークへ到着しました。